皆様、ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしょうか?
先日、新緑が美しい高台寺に行って来ました。
近くに住んでいながらも中に入るのは初めて。天気も良く、庭園の青紅葉に心癒されました。
高台寺と言えば庭も有名です。作庭家の小堀遠州によって手がけられた庭園は、国の史跡・名勝に指定されています。
いつまでも眺めていたい方丈前庭の模様に宇宙を感じます。ここは波心庭とも言われ、現代アートとのコラボやライトアップも行われています。
高台寺は豊臣秀吉の妻、北政所(ねね)が亡き夫を想って開創したお寺で、高台寺の霊屋(おたまや)という所には秀吉とねねの木像が安置されており、ちょうど特別公開で見ることができました。
ねねの像の下には実際にねねが土葬されているそうです。
二人の木造が安置されている厨子には「高台時蒔絵」という華麗な漆工芸が施されており、こちらも一見の価値ありです。
さらに奥へと登っていくと、世にも珍しい二階建ての茶室「時雨亭」があります。開け放たれた二階からの景色を楽しむために建てられたそうです。当時は今より空気が住んでおり大阪のほうまで見渡せたそうで、ねねは大阪城が燃えるのをここから見て、涙を流したと言われています。
さらに進むと竹林では筍がむくむくと伸び、風にたわむ竹林の音とウグイスのさえずりに心が洗われるようでした。
さて、筍といえば、「旬菜・京料理 正阿弥」では季節ごとに旬の食材を使った四季折々のお料理をお出ししております。
筍(たけのこ)という漢字には旬という字が入っており、春の短い時期だけ味わえるまさに旬の食材の代表格。
先月は旬の筍を使った若竹煮など、色々な筍料理でお客様をお迎えしました。
紅葉も桜もきれいですが、初夏の風さわやかな新緑の京都もおすすめですよ。
東山散策の際にはぜひ「正阿弥」でお食事を。どうぞお気軽にご予約お待ちしております。
2016年05月03日(火曜日)21時45分