10月もいよいよ半ばに差し掛かろうというのに、京都は蒸し暑い日が続きます。
でも、少しずつ秋が近づいているのは分かります。
お店近くの琵琶湖疎水付近を少し散策してみました。
こちらは夷川水力発電所
あの西郷さん(西郷隆盛)の長男、西郷菊次郎(第2代京都市長)が都市百年の礎を築く重要事業のひとつとして琵琶湖第二疎水を完成。この夷川水力発電所はその事業の一環として竣工されたもの。1914年から今に至るまで現役の発電所として京都の町を潤しています。
天皇さんが東京に移られてからの明治以降の京都は一時期すっかり元気を無くしてしまいましたが、このような疎水事業で琵琶湖から水を引き、電力を普及させたおかげで西陣織や伸銅事業などが発展し、今の京都があります。
こちらは疎水分線扇ダムからの分水路の水が流れてくるトンネル。
夢之年百楽という北垣国道知事の落款が残されています。
百年の夢を楽しむ、という意味。
なんという壮大なロマンなのでしょうか!
百年の夢を琵琶湖疎水に託す。
そして百年以上経った今もこうして、京都の町を、現役で潤している疎水。
当店 匠 正阿弥のエリアである岡崎地域は今や新しい文化や芸術発展の地として知られていますが、この疎水の貢献度が高いと思います。
水が潤う地域は文明や科学が進化を遂げるわけですから!
当時、ご尽力された北垣国道知事や、田辺朔郎技師には頭が下がります。
是非、当店匠正阿弥にお食事にいらした際にはガイドブックには載っていない、琵琶湖第二疎水の隠れ散歩道をお楽しみください!
人混みとは無縁の、密にならない静かな散歩道。
匠 正阿弥では旬の秋らしいお料理で、みなさまのお越しをお待ちしております。
匠 正阿弥公式インスタグラムでは、季節のお料理や匠の試作などをご紹介しております。
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今時期は夏の疲れも出やすいですので美味しいものを食べて元気になりましょう!
2021年10月12日(火曜日)9時28分